負担の偏りをなくす

家事や育児と両立するためには

男女で考える家庭と仕事の両立

女性が家庭と仕事を両立させる場合、夫との間で家事にかかる負担が不平等になりがちである。たとえ勤務時間が同じでも、僅差で女性が先に帰宅すれば夫が「食事を作ってくれない」などと言い始め、喧嘩に繋がりやすいのだ。こうしたトラブルを避けたいのであれば、仕事を始める前や結婚する前に、互いの家事分担をしっかりと決めておくのが大切である。
帰宅時間が異なったとしても、曜日や得意分野によってどちらが何の家事をすべきか定めておくと、いざこざが発生しにくい。また、家事にかかる女性の負担が大きい場合、短時間勤務出来るパートやアルバイトで働けば、自分のストレスを軽減出来るのだ。夫が家事に協力的でないのであれば、仕事の方をコントロールすると良いのである。
夫が家と仕事を両立をさせる場合、育児がネックになりがちだ。どうしても無理なとき、料理は惣菜を購入すれば手間を省けるが、育児は勤務時間も限定されてしまうため、家庭と仕事両立が難しいのである。父子家庭で子供を育てているケースでは、実家の助けを借りるのが普通だ。しかし、もし実家の両親に頼れないときは、託児サービスなどを利用すると便利だろう。残業などで会社に残らなければいけないときは、いつもより長く子供を見てもらうことが出来るのである。
育児をしていてまだ子供が小さい場合、夜泣きの問題もあるだろう。夜泣きは睡眠を一旦中断して対応にあたることになるので、深刻な睡眠不足に陥ることもある。睡眠不足が続いた状態で仕事をするとなると、集中力に欠けてミスをしやすくなるだけでなく、思わぬ事故にもつながりかねない。夜泣き問題も家事と同じように夫婦で交代で対応にあたることを決めておくと、役割の負担の偏りを回避できる。
また、掃除などの家事が苦手な男性は多い。しかし、そうした場合も金銭的に余裕があれば、ホームクリーニングサービスを雇って家を綺麗にしてもらうことが可能だ。こうした方法で定期的に家を掃除すれば、自ら掃除するよりも細かく綺麗に出来るため、家族のためにもなるのである。